こんばんは。うぃるです。
今回は、片親で育った僕が、これまで読んできた本の中から「ぜひおすすめしたい」と思った一冊を紹介していきたいと思います。
特に、幼少期から心の問題を抱えている人や、「なぜ自分は今のような性格になったのか」を具体的に知りたい人には、ぜひ読んでみてほしい一冊です。

1. 「愛するということ」

今回紹介する本は、エーリッヒ・フロム著の『愛するということ』です。
本書では、「愛する」ということについて、さまざまな角度から深く掘り下げて考察されています。
前提として、この著者は「愛することは技術」と明記しており、当時の自分には、その概念すらなかったので、最初の数ページで引き込まれことを覚えています。
僕自身、人を愛するどころか、他者と関わることすら極端に苦手で、その原因や、解決方法が全く分からなかったのですが、この本を読んでから、少しずつ人と関係を築けるようになりました。
この本のざっくりした内容は、8割が「愛の生物的原理と論理」について、2割が「具体的な実践方法」といった感じでした。
※一応言っておきますが、この本は「哲学本」「自己啓発本」といった類のものではありません。
※どちらかというと、「科学本」に近いと思ってください。
2. なぜ片親の人におすすめなのか

『片親』『ネグレクト』『虐待』などの家庭で育つと、子供の成長に大きく関わり、将来の人格に影響がでるという事実を認知している方は多いと思います。
しかし、その具体的な原理を知らない人は多いでしょうし、ましてや、そのような問題を抱えた家庭環境で育ち、生きづらさを感じている人が、今後どのように生きていけばいいのかまで分かっている人は、そう多くないと思います。
そこでこの本は、子どもの成長過程で、なぜそのようなことが起こるのかを論理的に説明しているので、「自分はなぜ今のような人間になったのか」を知るきっかけになり、これからの生き方のヒントになると思います。
3. この本で得られること

この本は、「母と父」の役割について詳しく書いています。
シングルマザーの方が比較的多いと思いますが、シングルファザーで育った僕にとっては、父親と母親の両方の視点から書かれていることが、とても興味深く感じられました。
自分が父親からどのような影響を受けて育ったのか、そして母親から受けるはずだった影響にはどのようなものがあったのか。さらに、何が足りなかったから今の自分の性格になったのかを知ることができました。
僕の場合だと、
・母親に捨てられた
→人に興味・関心・期待を持たなくなった
・父親がネグレクト気味だった
→自己愛や自立心が極端に強くなった
といった感じです。
そこで、そのような性格になった具体的な原理を知ることで、「では、自分はこれから何をすれば、その足りなかった部分を補えるのか」ということが見えてきました。
ちなみに、僕の性格については、この本の著者ははっきりと、「幸せにはなれない」と明記していました。
自分でも薄々感じていたことではありましたが、改めて言葉にされると、かなり衝撃的でした。
4. 親を知れた

片親の人は、自分を捨てた親のことを理解できず、その親を憎んでしまうこともあると思います。
しかし、この本では、自分自身のことだけでなく、親の行動原理や心理についても詳しく書かれています。
そのため、「なぜ自分の親はあのような行動を取ったのか」ということを、感情だけではなく、論理的な視点から考えられるようになりました。
要するに、親が人間的にどのように未熟だったのかを、客観的な視点で見ることができます。
なので、親を親ではなく、一人の人間として分析することができ、将来、自分が子供をもった際、具体的に反面教師にすることができると思います。
5. 愛する技術について

先にネタバレになってしまうのですが、愛する技術について、革新的な方法は書いていませんでした。
これをやればOKみたいな簡単な話ではなくて、日常の小さいところからのアプローチ方法を書いているイメージです。
これに関しては、実際に読んでみて、自分なりの方法を実践してもらうのが一番の近道かなと思います。
6. 最後に
『愛するということ』を読んで、僕は自分の性格や、これまでの家庭環境について改めて考えることができました。
自分がなぜ人に興味を持てないのか、なぜ自立心や自己愛が強いのか。そうしたことにも、それなりの理由があったのだと知ることができました。
もちろん、この本を読んだからといって、すべてが解決したわけではありません。
それでも、「自分はどこから来たのか」を知ることで、これから自分がどうしていけばいいのかを考えるきっかけにはなったと思います。
僕と同じような境遇の人がこの本を読んで、何か一つでも自分自身について考えるきっかけになればいいなと思います。
今回の記事はここまでです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
うぃる


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